2017年5月12日金曜日

地盤改良と六価クロム

こんにちは、鳥男(とりお)です。

地盤改良費の見積金額がでてきました。業者からの提案は表層改良または柱状改良(ソイルセメント)で金額はそれぞれ表層:80万円、柱状:90万円というもの。

ただここでひとつ気になることがでてきました。それはセメント系の固化材を使用する地盤改良を実施した際、稀に六価クロムとよばれる人体に有害な物質が発生するということです。



クロム(Cr)は私たちの身の回りに良く使われており、自然界にも存在する金属元素です。クロム化合物は「三価クロム」の形で自然界に多く存在していますが、これは人体に無害とされています。

一方「六価クロム」は不安定な物質であり自然界にはあまり存在しませんが、工業的にはクロムめっき処理などによく使用されており、めっき排水による土壌汚染が度々問題になっています。(最近では三価クロムへの置き換えが進められています)

六価クロムは非常に毒性が強く、また発がん性もある有害物質です。

そして地盤改良にセメント系の固化剤を使用した場合、土と化学反応をおこしてこの六価クロムが発生する可能性があるのです。

六価クロムが発生するかどうかは土との相性で決まるみたい。一般的には粘土質の土や火山灰を多く含んでいる場合に発生することがあるとされてるみたいだけど、それ以外でも絶対に出ないとは言い切れません。要は実際にやってみないとわかんないってこと。


そんな危ないのに地盤改良に使用して大丈夫なの?
六価クロムが発生しているかどうかの検査はしなくてもいいの?って思いますよね?

鳥男もそう思って調べてみたところ、公共事業の際は六価クロム溶出試験が義務付けられているようですが、一般住宅では特に規定はないようです。改良する量も少ないしあまり問題視されてないのかな。実際、個人の住宅で試験する人はほとんどいないみたい。

でも絶対に六価クロムが発生しないとは言い切れない。そんなの気になるよねぇ?

鳥男の場合、周りは田んぼに囲まれているし、そこで作ったお米は自分たちも食べる。“六価クロムは稲には吸収されない”なんて記事もどっかで見たけど……

もし自分たちや他の人たちに影響がでた場合は大問題だし、たとえ影響はでなくてもどうなっているのか分からない状態のまま何十年も生活していくなんて精神衛生上よろしくない。

悩んだあげく鳥男たちは地盤改良前に六価クロム溶出試験をしてもらうことにしました。お金はかかるし、工期は多少延びるけど「検査して白黒はっきりさせた方がいい」と思ったからです。

六価クロム溶出試験の費用は7万円、期間は1週間ほど。現場の土をサンプリングして実際に固化材を混ぜ六価クロムが発生するか確認します。

六価クロム溶出試験

ちなみにもし六価クロムの発生が確認された場合は表層改良やソイルセメント方式は不可なので鋼管杭などのセメントを使用しない方法で地盤改良をするしかありません。当然金額は上がります(TдT)

鳥男たちにできるのは六価クロムが出ないことを祈るだけ。いやー、結果が出るまでの一週間はホントにドキドキでした。


そして一週間後……結果が届きました。
国の基準では0.05mg/L以下であれば問題ないとされています。

六価クロム溶出試験結果

結果は0.01mg/L 未満
測定器の測定下限値以下なのでつまりは「六価クロムの発生はない」と考えてよいということです。よかった~!

これで安心して地盤改良を進めることができます。六価クロムの心配がなくなったので、鳥男たちは表層改良方式を採用することにしました。


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