2016年5月27日金曜日

コマツ住研③~完成宅見学会

こんにちは、鳥男(とりお)です。

鳥男が初めてコマツ住研に話を聞きに言ったのは12月の初旬のこと。コマツ住研の家造りについていろいろと話を聞いてパッシブ換気の家~特に床下エアコン~について大いに興味をもった鳥男ですが、コマツ住研の場合はそれ以上具体的な話を進めるには口頭契約が必要とのことでした(詳しくは前回の記事を参照)。

ただこの時点ではまだ話を聞いただけだし、当然口頭契約する状況にはないです。「1月の終わり頃に完成見学会を予定しているのでまずはそれに来て、コマツ住研の家を確認してみて下さい」とのことでした。

で、今日はその見学会の様子について書きたいと思います。だいぶ季節外れだけど、見学会当日はあたりに雪が降り積もった寒い日だったという前提でお読みください。




見学した家は広さ約34坪の2階建て。1階は大きな吹き抜けのあるLDKと小上がりの和室(4.5帖)、バス・トイレ、シュークローク。2階には4.5帖の子供部屋2部屋に6帖の寝室+ウォークインクローゼット、トイレとちょっとした物干し用ベランダ、といった構成。

内外壁は塗り壁で、床は無垢床、屋根はガルバリウム鋼板。キッチンはトクラス、お風呂はリクシル、トイレは1階パナソニックと2階TOTOでした。

この家の注目ポイントはなんといっても床下エアコン。そして超高気密・高断熱の家だということ。この家の気密測定結果も見せてもらいましたが、その結果はなんとC値0.1!さらに断熱材も高機能グラスウールを200mmという厚さ。そして窓はすべてトリプルガラスサッシ。

これらはパッシブ換気の家という考え方に基づいて施工されているわけですが、コマツ住研の社長や営業担当者の口ぶりからはパッシブ換気に対する熱意と強い信念が感じられます。

実際この家の暖房は床下エアコン1台のみでしたが、建物内の温度ムラも一切なし。1階も2階も北も南もどこにいても本当に均一に暖かくて、窓の外に雪がどっさり積もっているのが嘘みたい。
均一に暖かいと書いたけど、正確に言うと均一に寒くないといった方がいいかも。体温と室温の体感温度が同じとでもいうのでしょうか、寒くも暑くもなく、本当に快適。これはちょっと感動モノでした。

一条i-smartの全館床暖房の家を体験したときも同様の感覚はあったんだけど、このコマツ住研の家の方がその感動はさらに上だったかな。暖房方式を重視している人は、ぜひ一度体験してみるべきだと思いますよ。

エアコンにより暖められた床下の空気は1階床に設けられたガラリから室内に入り、吹き抜けを通じて2階に昇っていきます。2階の各部屋のドアの上部には開口部が設けられているので、ドアが閉まっていてもその開口部から暖気が各部屋に巡っていく仕組み。最終的には天井に設けられた煙突から屋外へ。

煙突と聞いて「えっ?」っと思った人もいるかもしれませんが、煙突といっても薪ストーブみたいな大きなものではないです。室内からは普通の換気口にしか見えないし、屋外からもあんまり目立ちません。

そしてこの煙突にも一工夫あります。煙突は常に開放状態にあるわけではなくて、口には湿度により収縮する弁が取り付けられています。室内の湿度が高くなると弁が開いて排気がなされ、低くなると弁が閉じて排気がストップ。
室内の湿度は二酸化炭素濃度と相関があるので、つまり

室内の二酸化炭素濃度が高い⇒人がいるときは換気を行い
室内の二酸化炭素濃度が低い⇒人がいないときは換気を控える
ということになります。

床下エアコンは基礎が冷え切ってしまうと再度暖めるのに大きなエネルギーが必要となる為、基本的にエアコンはつけっぱなしです。不在時に換気を控えるということは、暖めた空気を無駄に排出しないということなので、省エネの観点からも利にかなってますね。

そして何よりこのパッシブ換気+床下エアコンの家で魅力的なのは、家庭用エアコン以外の電気機器を必要としないってこと。暖房は基本的に建物の構造によるものだし、換気扇もありません。電気機器がないってことはランニングコストがかからないってことだし、将来的なメンテナンス費用も不要。これは大きなメリットです。唯一寿命が気になるのはエアコンだけど、経年劣化があるのは他の暖房も同じこと。逆に他の暖房装置より着脱は簡単だし、エアコンも年々進化&低価格化していっているので将来簡単にバージョンアップできると考えれば悪くありません。

暖房性能は文句なしだし、吹き抜けとの相性もバッチリ。鳥男の希望する無垢床にも対応可能。施工技術や会社の対応にも信用が置けそうです。となるとあと気になるのは価格ですよね。この家の価格についてきいてみたところ、34坪でおよそ2600万円との回答でした。ただしこの家の2階の内壁は施主さんが自分で塗装したそうなので、その分は割り引かれてるかな。

正直言って、この装備でこの金額はとてもお得といえると思います。ただ絶対値としては2600万/34坪で坪単価約76万円。くみきハウスは約60~65万円見込みとのことなので1坪あたり10万円ほどの差がでる計算になります。

コマツ住研の価格設定には十分納得できるものの、くみきハウスの仕様でも大きな不満はない鳥男。これ以上コマツ住研と話をすすめるには口頭契約が必要とのことなので、もう少しくみきと話を進めて、その上で最終判断となりそうです。


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