分筆編その②。今日は隣地境界確認から分筆完了まで。
詳しいことはあまりよく知りませんが、分筆に際して隣地との境界がはっきりしていない場合には隣地境界立会確認が必要です。今日はその立会いの様子から。
と、その前に。そもそも土地を分筆しようとする場合、分筆前の土地の領域が明確になっている必要があるそうです。
「えっ?自分の土地なのにどこからどこまでかわからないの??」
鳥男は最初そう思ったんだけど、考えてみれば公図と違って実際の地面には境界線なんて引いてないし、現状と公図が本当に一致しているかどうかは測量をしてみない限り正確にはわからないんだよね。
だから「実際に測量してみたら自分の敷地内にまで隣の耕作地が侵入してた」なんてこともありうるわけです。「土手の上まで自分の土地だと思ってたら、本当の境界は土手の下だった」とかね。
過去に何らかの経緯があって、境界が明確化されている場合は境界杭が埋設されているはずだけどそれも時間の経過と共に失われたり、現状と変わってきたり……。
分筆・農転を考えている人のうち、周囲全ての境界線が明確になっているというのは相当なレアケースなのかもしれません。
鳥男たちが農転しようとしている土地は周囲を田んぼと農道、水路、県道に囲まれています。境界確認にはそれぞれの土地の権利者の立会いが必要。今回の場合は隣の田んぼの所有者、水路の管理者、市(町村)の職員、県の職員がそれに当たります。
それぞれの権利者と連絡を取って、日程を調整する。
考えただけで面倒くさい!笑
この一点だけでも土地家屋調査士に依頼した甲斐があるというものです。やっぱり自分で分筆はちょっと無謀だったな。
設定された立会日は平日。
田んぼの所有者は鳥男嫁父なので鳥男たちはた多分いなくても大丈夫なんだけど、一応当事者だし参加しました。ただし鳥男は仕事なので鳥男嫁のみ参加です。
鳥男嫁によれば立会いは特に問題もなくスムーズに進んだそうです。
全員の署名を立会証明書に貰って隣地境界確認は終了。所要時間はトータルで30~40分ぐらいだったみたい。
この隣地境界確認でトラブルになったりという話もネットではちょいちょい目にするので、スムーズに終わってなによりでした。
立会いが終わったらあとは書類上の手続きだけ。これもスムーズに進み(鳥男たちはなにもしてませんが)、一週間後には土地家屋調査士から土地分筆登記完了証が送られてきました。
これにて無事分筆完了!
土地家屋調査士に見積依頼をしてから、分筆完了までの所要期間は約2週間。思ってた以上に短期間で終えることができました。
さて、分筆が完了したので次は農地転用(農転)です。鳥男たちは自分で農転申請しました。そのあたりに興味がある人もいると思うので、次回からできるだけ詳しく書いていきますね。
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