鳥男邸の主暖房は床暖房です。和室、浴室を除いた、1階のほぼ全面に設置します。(2階には設置しません)
思えば鳥男のハウスメーカー選びの中でも大きなウェイトを占めていたのがこの暖房方式でした。無垢床 + 床暖房の組合せに対応していたのがくみきハウスを選んだ大きな理由の一つです。
床暖房の方式はヒートポンプ式温水床暖房なので、床下に温水が通る配管を設置しなくてはいけません。現場ではその配管工事が進んでいました。
床暖房の本体はコロナのエコ暖フロア。和室裏に室外機が設置される予定なので、配管の取り出しは全てここから。
<屋外側>
<室内側>
ホースの材質は架橋ポリエチレンホース。
耐久性にすぐれていて、継ぎ目もないので液漏れのリスクも少ない。住宅の給水管にも同じ素材のホースが使われていることからも、その信頼性が伺えます。たしか一条工務店i-smartの全館床暖房も同じ材質のホースだったはず。
たとえ二十年後に床暖房が老朽化したとしても、ホース自体の耐用年数は30年以上(一説には50年とも。床暖用のホースの場合は紫外線による劣化はほぼないのでそれぐらいもつかもしれません)
だからホースはそのままで、室外機だけを交換すればいい……はず。わざわざ床を引っぺがす必要はありません……たぶん。
ご覧のように室内にくまなくホースが設置されていきます。
ホースの設置が終わったらモルタルで塗り固めます。
このモルタルが蓄熱体の役割を果たすわけですね。
ちなみに床暖房の配管は4回路に分けられていて、それぞれの回路ごとにON/OFFが可能です。ただ床暖房は全面で運転されていてこそその効果を発揮するので、基本的には個別にON/OFFはせず全回路まとめてON/OFFすると思うけどね。
ちなみに鳥男邸の回路分けは
「玄関/玄関ホール」
「リビング」
「リビング土間」
「キッチン/トイレ/脱衣所」
となっています。
こうして床暖房配管工事は終了です。
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