今回は屋根材について比較検討したいと思います。検討各社の屋根材は以下の通り。
メーカー | 標準仕様 | 備考 |
---|---|---|
フォレスト |
ガルバリウム
鋼板 | - |
一条 i-smart | ??? |
太陽光パネル搭載時は
パネル一体型屋根
|
ライフィット | ガルバリウム、瓦、 グラスファイバーシングルから選択 | |
アルプスピア | ??? | 未確認です ゴメンナサイ |
くみきハウス | 瓦、グラスファイバーシングル などから選択 | |
コマツ住研 | ガルバリウム鋼板、瓦 などから選択 |
各社の屋根材の種類は
「ガルバリウム鋼板」
「瓦」
「グラスファイバーシングル/アスファルトシングル」
の大きく3種類ですね。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは鉄板にアルミと亜鉛、シリコンからなるメッキを施したものです。
トタン葺きやスレート葺きに替わって最近よく使用されていますね。耐久性や軽さに優れ、見た目もスッキリしていてどんな外観の家にも合いやすいので人気の屋根材です。ただし、耐久性に優れているとはいっても薄い金属なのでキズがつきやすく、定期的な塗装の塗り直しが必要。塗装が剥げたまま放置しておくと、そこからサビが発生して最悪穴が開いてしまう恐れがあります。
それから金属屋根なので雨音が結構うるさいという意見もあるようです。まぁ全く同じ条件であれば他の屋根材より雨音は大きいのかな?それが生活していて気になるレベルなのかは分からないけど。
コマツ住建で見せてもらったガルバ屋根は表面に砂のようなものが吹き付けてあって、ザラザラとした状態になっていました。この様な加工が施されたものであれば通常より雨音は抑えられるものと思います。
また、コマツ曰く「これであれば表面が滑らないので雪止めも不要」とのことでした。
瓦
屋根材と聞いてまっさきに思い浮かべるのが瓦じゃないですか?鳥男はそうでした。瓦には大きく3種類あって「J形(和瓦)」「F形(平板瓦)」「S形(洋風瓦)」に分けられます。
J形
いわゆる和瓦。瓦屋根と聞いて想像するのがこの瓦です。釉薬を塗って仕上げた釉薬瓦とそうではない無釉瓦、燻(いぶ)して仕上げた燻し瓦などがあります。
釉薬瓦は表面がツヤツヤしていて、赤や青や緑など様々な色があります。焼いているので色落ちもありません。燻し瓦は艶消しの銀色。どちらも皆さん目にしたことがあると思います。
F形(平板瓦)
その名の通りフラットな形状をしている瓦。普通の瓦に比べて外観がスッキリとします。瓦屋根の凹凸が好みでないという人に選ばれる瓦ですね。鳥男は家づくりを始めるまで存在も知らなかったし、気にもしてなかったんだけど、探してみると意外と採用しているお家は多いです。
S形
スペインから入ってきたという瓦。素焼きのモノが多いかな?地中海風のお家でよく使われているレンガ色の屋根瓦がこれです。白い塗り壁のかわいいお家といったイメージですね。鳥男の好みからは一番遠いところにある屋根材です(笑)
瓦はとても優秀な屋根材です。耐久性に優れており瓦自体は基本的にメンテフリーで一生使えます。ガルバのように塗り直しも必要ないし、遮熱性や防音性にも優れているとされています。
短所は……他の屋根材より重いことかな。それを理由に耐震性を不安視する声も結構あるようですが、それはどうなんだろう。
「地震の際に倒壊した家は瓦屋根の家が多かった」なんて情報を目にしたりするけど、それらは耐震規制の緩い時代に建てられた古い家屋である場合がほとんど。そしてその時代の家は瓦屋根の採用率が高かった。ただそれだけのことじゃないのかなぁ?瓦屋根だから地震に弱いと決め付けるのは早計でしょう。
他の屋根材より重いのは確かだけど、それを考慮したうえで構造を考えれば(そしてきちんと工事すれば)、なんら問題はないでしょう。
あとは外観が好みの分かれるところでしょうか。瓦屋根の家はどうしても見た目に瓦の存在感が大きくなるので、スマート&スタイリッシュな家を希望する人には向かないかもしれませんね。
グラスファイバーシングル/アスファルトシングル
グラスファイバーシングル/アスファルトシングルというのはシート状の軽い屋根材。鳥男の勝手なイメージではアメリカンな雰囲気の家での採用が多い気がします。実際にアメリカでは広く使われているとか。BESSの展示場でも使われてたなぁ。
鳥男はこの屋根材についてはほとんど調べてないので、よく知りません……ゴメンナサイ。ただ鳥男の印象としては「ガルバに比べて大きく有利なわけでもなさそうだし、それならガルバでいいかな」って感じです。
最終的な評価をまとめると、瓦の家の外観が嫌いではない鳥男としては
瓦>ガルバリウム鋼板>グラスファイバーシングル/アスファルトシングル
ってとこかな。
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