2016年10月26日水曜日

太陽光パネルのメーカーはどこにしよう?

こんにちは、鳥男(とりお)です。

エコキュートメーカーは日立に決定しました。つづいては太陽光パネルのメーカー選びです。

といっても、太陽光パネルについてはさっぱり分からない鳥男。とりあえず各メーカーの特徴について調べることにします。

ちょうど家には太陽光パネルのパンフレットがいくつかありました。以前サンプロと話をしていたときに、営業さんが何冊かくれたんだよねぇ。まずそれを見て比較検討してみることにしました。


家にあったパンフレットは、パナソニック、三菱電機、京セラ、ソーラーフロンティアの4社。

ちなみに主要な太陽光パネルメーカーは上記の4社以外に東芝、シャープ、カナディアンソーラーなどがあります。ほとんどの人はこの中から選ぶことになるんじゃないかなぁ。


太陽電池は材料の違いで以下のように分類できるみたい。

画像<国立研究開発法人 産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター>より
上記4社で言うと、
パナソニック - ヘテロ接合(HIT)型
三菱電機 - 単結晶
京セラ - 単結晶 or 多結晶
ソーラーフロンティア - 化合物系(CIS)

それぞれの材質の違いについて考え始めると複雑すぎてキリがなさそうなのでここであまり突っ込むのはやめますが、単純に考えると

「発電効率の高い材質のパネルは単価も高い」
「単価の安い材質のパネルは発電効率も多少落ちる」

というところに落ち着くはずです。

(材質の違いについて詳しく知りたい方は産総研太陽光発電研究センターのHPへどうぞ)


例えば、
A社のパネルは1kwあたり45万円とします。
一方、B社のパネルは1kwあたり40万円

予算が180万円だった場合、
A社のパネルだと4.0kw
B社のパネルなら4.5kw 搭載できるので一見するとB社のパネルを選んだほうがお得です。

ただし、A社のパネルは変換効率が0.9なのに対し、
単価の安いB社のパネルは変換効率が0.8とA社より劣ります。

つまり、A社のパネルの発電量は
4.0kw × 0.9 = 3.6

B社のパネルの発電量は、
4.5kw × 0.8 = 3.6

結局、太陽光パネルの搭載量だけみればB社の方が大きいけど、どちらも発電量は同じということになりました。

発電量が同じなら、搭載量の小さいA社の方が面積が小さくて済むのでそちらの方がいいですよね。(ただし自治体などから補助金が出る場合は、あえて搭載量を大きくした方がいいこともあるかもしれません)

太陽光パネルを選ぶ際は、搭載量や単価ではなく発電量で選ぶようにしましょう。出力が大きくても、変換効率が低ければ発電量は下がります。

同じメーカーでも設置状況(地域、方角、屋根形状)によって発電量は変わってくるので一概にどこのメーカーがいいとは言えません。どこのメーカーでもシュミレーションを出してくれるはずなので、気になったメーカーには発電シュミレーションをだしてもらうようにしましょう。

ただし、各社のシュミレーション結果を比較するときは、そのシュミレーションの算出条件が異なっていないか確認するのをお忘れなく。



あとポイントは保証期間ですね。太陽光パネルは長く使って元を取るもの。保証についてもメーカー毎に特色があります。

上記4社の無償保証期間は、

  • 三菱とソーラーフロンティアはパネル20年、機器(パワコン)10年
  • 京セラはパネル・機器とも10年だが、台風や落雷といった自然災害でも保証してくれる
  • パナソニックはパネル20年(モデルによっては25年)、機器15年と他社に比べて保証期間が長い

ちなみに各社とも有償で延長保証プランを用意しています。


で、鳥男はどこにするのかというと……

最初は保証期間の長さや性能の高さに惹かれてパナソニックで考えてました。でも予算との兼ね合いやくみきハウスさんからの薦めもあって……最終的には三菱電機製に落ち着きそうです。

鳥男の感覚では、パナソニックは高品質・高価格といった印象で、三菱電機は価格と性能のバランスが取れている印象。価格を抑えつつ、ある程度の性能は欲しい鳥男には、三菱の方が向いているのかなと。

あっ、あと三菱電機はパワコンの変換効率が高いのもポイントです!

太陽光発電の場合、パネルの変換効率ばかりに目がいきがちですが、パワコンの変換効率も非常に重要です。

太陽光発電は
①太陽光からパネルで発電(直流)-変換その1
②パワコンで直流から交流に変換-変換その2

というように2回変換しているので、パネル同様パワコンの変換効率も重要というわけです。メーカー選定の際はその辺も考慮するといいんじゃないかと思います。


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